おもいでNo.01『平成16年9月集中豪雨』

前年の平成15年、宮川村で毎年行われていた懇親会に参加ささせていただいた時に、R422の話しも出て、私が県に2つの質問をしました。

①Q(質問)林道工事で宮川とつなごうとしていますがR422をつなぐ予算と距離は、どちらが有利ですか?
A(答え)当然、距離も短く、予算の安いのがR422です。

Q では、何故にR422を先行しないのですか?
A 両町長の熱量ですかねぇ・・・

当時の宮川村の村長も紀伊長島の町長も自立論者!

三交の谷元会長の構想は、フォレストピアで昼食をとり、孫太郎で一泊。これが理想の一泊コースと、おっしゃった。

これを聞いたら宮川としては、財布に穴が空いてしまう気がしたのでは?(笑)

私は、このR422は、観光道、生活道ではあるが、何よりも考えなければならない事は出口の無い道は、防災道になりません。

一刻も早く、着手しなければ、山津波が来ますよ! 営林省が大台山系の雑木類を伐採している事を知っていたからこそそう言わさせていただきました。

16年の災害の時に、異常な豪雨が分かっていたから、大阪から自社ヘリ(フランス製のアエロスペシャル6名乗り)を前日に呼び寄せ待機させていました。これは、鷲毛峠、荷坂峠が通行止になるのが目に見えていたからなのです。透析患者さんが当時35名ほどおられたからです。一度に5名乗れるから、1時間あれば大丈夫。

尾鷲の漁師さんが船を出してくださったので、ヘリ乗れる出動はありませんでした。

町長、議長と山間部の土砂崩れ民家の状態を把握し、宮川村に入りましたが、余りの悲惨な状態を上空から見ていられなくなり合掌し引き返しました。